自閉症という病により2歳から言葉を失った少年が、ディズニーアニメを通じて徐々に成長していく様子を描いたドキュメンタリー作品 ≪ぼくと魔法の言葉たち≫ が4/29より上映開始となります。

 

 

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皆さんは”自閉症”についてどんな知識、イメージをお持ちでしょうか?

 

 

 

 

 

 

この物語の主人公であるオーウェンは眼は見え、耳も聞こえる。しかし、【五感から得る情報を脳内で統合】することに支障が起きている。という先天性の機能障害、”自閉症”を持っています。

 

 

 

 

 

例えば騒音がうるさくて相手の声が聞き取りにくい。そんな普通な事が意識しないと出来ない。

 

 

その他 人の表情を読み取る事が困難であったり、相手に自分がどう見えているかを想像するするのも難しいのだそうです。

 

 

 

 

 

その結果、疎外される。いじめに遭いやすい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなオーウェンが目の前の現実を受け入れようとする、理解しようとするとっかかりが”ディズニー”アニメだったのです。

 

 

 

 

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今作はそんな自閉症のオーウェン少年が生まれてから自立した大人になるまでを描いた記録

 

 

 

 

 

 

 

 

この映画の特徴は、オーウェンの心の内、世界観を実際のディズニーアニメの映像を使って描いてるところにある。(ディズニーは版権にうるさいのだそうですがそれも勿論クリアーしている)

 

 

 

 

 

理解出来ない現実社会の理不尽さや、不安の中に転落するも、たくましく駆け出していく様子などをアニメーションを用いてモノクロから次第に色彩を帯びていく演出はオーウェンから見る現実の世界を描き出すのにとてもわかりやすく、効果的な手法をとっていると感じる。

 

 

 

 

 

 

 

 

自分自身が子を持つ親ではないので、オーウェンの両親の気持ちを理解する事は難しいが、それでも試行錯誤しながらゆっくりと、でも確実に成長していく姿には、一人の同じ人間として心動かされる。

 

 

 

 

 

 

障害のある人が働くことや、恋をする事、結婚をするということ。生きていくのには周りの理解、家族、兄弟の理解が特に必要になってくるだろう。

 

 

 

 

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しかし自閉症や障害を持つ人達が特別な存在なのだろうか?決してそうではないはずなのです。

 

 

 

 

 

 

我々は特別なことがない限り、みんないづれは動けなくなっていきます。遅かれ早かれみんな誰かの助けを借りて生きていくのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

劇中でオーウェン自身が講演会でスピーチするシーンがある

 

 

 

 

 

 

 

「自閉症の人もみんなが望むことを望んでいます」 すごくシンプルだけど心に響いてくる言葉です。

 

 

 

 

 

 

かれらも障害という”ヨロイ”を取れば我々となんら変わりはありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自閉症に対しての考え方だけではなく、世の中の声なき人達と互いに理解し、共に暮らしていこうとするのに一筋のゆるやかな希望を与えてくれるような作品。

 

 

 

 

 

 

こんな時代だからこそ改めて考えてみたい

 

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4/28 北村