5/13より<残されし大地>が上映開始となります。よろしくお願い致します^^

 

 

 

本作はベルギー人のジル・ローラン氏が日本人の妻と共に3.11以降の”福島”の今を捉えたドキュメンタリー作品です

(c)CVB / WIP /TAKE FIVE – 2016 – Tous droits reserves

 

 

 

今なお被災地で暮らす、暮らす事を願う人達による赤裸々な告白と、微かな”叫び”が観ている我々に生々しく真に考えさせてくれる内容となっています

 

 

 

 

 

 

 

3.11の原発事故は勿論のこと、世界中で起こる様々な事件や災害など、我々はメデイアを通して情報を得ることでその悲惨さや哀しさを知るわけですが、

 

 

 

しかしそんなメデイアも幾月かすれば報道さえしなくなる

 

 

 

 

 

そして人々の記憶から風化していって、私たちはしばしば丸く収まったような錯覚に陥ってしまいます(少数の人達は声をあげ続けている)

 

 

 

 

実際、現地で起きている事など気にしている人は多くはないはずです。(自分もそれに当てはまってしまうわけですが)

 

 

 

 

 

それはとても危険な事だし、恐怖な事なのだと真摯に受け止める

 

 

 

 

 

でも実際には当然終わってなどいなくて、被災地の方達は今も不安や憤りを感じながら生活されている

(c)CVB / WIP /TAKE FIVE – 2016 – Tous droits reserves

 

 

 

この映画の中でも、原発事故後、街に残された動物達を保護し育てるため、父と二人で帰還困難区域に残る事を決めた方や、やはり故郷を愛するが故、止まって変わらず農作業をする老夫婦、制限が解除されればと戻る準備をされている方、戻らない方、戻れない理由を話す方 それぞれの”現在”の想いを聞くことができる。(まだまだ氷山の一角に過ぎないのでしょうが)

 

 

 

 

 

 

普通に会話されているシーンでもメデイアには決して乗る事はないであろう私たちが知らないドキっとする事実や、愕然とするような被災地の実状を伝えてくれている

 

 

 

 

 

 

 

 

こんなにもしなやかで熱い叫びを届けるドキュメンタリー作品が他にあったろうか

 

 

 

 

 

 

 

 

この映画は原発批判を声高らかに謳っているわけではない。それでもこんなに考えさせてくれたり、怒ったり、心にくるものがあるというのは、
そこにあるありのままの風景や音、今もなお現地で実際に生活を送られている方達の声、故郷への愛だけをリアルに伝えているからに他ならない。

 

 

 

 

 

 

決して大げさで押しつけがましくないが故に、真に我々の心に語りかけてくるのです

 

 

 

 

 

 

 

 

この表現の仕方は日本映画ではあまり観た事がない。ドキュメンタリー作品としても映像作品としても素晴らしい

 

 

 

 

 

 

この映画が日本中に広がっていく事を願う、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてこの作品の完成を待たずして亡くなられたジル・ローラン監督に追悼の意を表します(この作品の編集中、氏はベルギーのテロ事件に巻き込まれて亡くなっている)

 

 

 

5/12 北村

 

 

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