途方もない才能に恵まれ、国際的スターになるべくして生まれたセルゲイ・ポルーニン。

しかし彼はその運命を受け入れなかった。

 

前代未聞の出生を遂げ、英国ロイヤル・バレエ団史上最年少の男性プリンシパルになったポルーニンは、

22歳の時に、飛ぶ鳥を落とす勢いであったにもかかわらず一戦を退いてしまう‥。

 

(C) British Broadcasting Corporation and Polunin Ltd. / 2016

 

バレエ界のしきたりの厳しさやスターダムの重圧で、傷つきやすい若者は自滅の淵へと追い込まれた。

開花した才能は、生まれ持った能力よりも彼を苦しめたのだ。

 

(C) British Broadcasting Corporation and Polunin Ltd. / 2016

 

本作は、無類の才能を持つダンサーのパーソナル・ポートレートである。

ウクライナでオリンピックの体操選手を目指していた6歳のころから、

ロイヤル・バレエスクール時代の練習風景やプライベート映像、

さらに彼の家族や友人や同僚への詳細なインタビュー、

舞台風景や舞台裏での暮らしぶりまで、

ポルーニンのこれまでの人生を余すところなく映し出し、

彼の複雑な内面のすべてが描かれる。

 

またこの映画では、彼の並外れた肉体美や感情表現の豊かさも映し出される。

全編を通してダンスが繰り広げられるが、

目玉となるのは、

写真家デヴィッド・ラシャペルからの視点である。

ボージアの楽曲『Take Me to Church』を使い、ハワイで撮影された映像は、

この映画を撮影中の2015年2月6日、プレス向けにオンラインに流され、

2か月でYou Tubeのアクセスが1000万回を超えた。

 

(C) British Broadcasting Corporation and Polunin Ltd. / 2016

 

この映像を、映画館のスクリーンで是非観てもらいたい!

 

彼の指導者であるイーゴリ・ゼレンスキーに励まされ、

バレエ以外にも目を向け始めたポルーニンは、

今再び踊ることで観客を魅了している。

 

反逆者、破壊者、空を舞う堕天使などと呼ばれたポルーニンは、

今まさに従来のバレエを覆し、跳び立とうとしているのだ。

 

努力し、輝き、苦悩し、そこから抜け出した人は、また一段と美しい。

 

セルゲイ・ポルーニンを知っている人も、知らない人も、

彼の生い立ち、バラバラにならざるをえなかった家族との関わり、

バレエ界での活躍とその裏側、もがき苦しみ、

新しい方向性を見出す彼の生き方に、敬意を払わずにはいられなくなる。

ぜひお見逃しなく!

 

豊劇での上映スケジュール

http://toyogeki.jp/schedule/

 

『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』公式HP

http://www.uplink.co.jp/dancer/