ドヴラートフ レニングラードの作家たちドヴラートフ レニングラードの作家たち © 2018 SAGa/ Channel One Russia/ Message Film/ Eurimages

ドヴラートフ レニングラードの作家たち【1月配信作品】

1/7-2/3

プーシキン、ドストエフスキー、チェーホフに続く、現代ロシアの伝説的作家であるドヴラートフ

その知られざる激動の人生、希望と共に生きた6日間を切り取る

作品紹介

1971年、レニングラードで活動する小説家のセルゲイ・ドヴラートフは政府の厳しい統制のもとで、自分の作品を発表できないでいた。妻エレーナとは別れ、娘カーチャとはたまにしか会えない日々。母からは心配ゆえの小言を毎日のように聞かされる。 新聞や雑誌で小さな記事を書き、ジャーナリストとしての原稿料で糊口を凌ぎつつも、のちにノーベル賞を受賞する詩人ヨシフ・ブロツキーとともに、自分たちの才能を誇り、世間に発表する機会を得るために闘うが、その才能が日の目を見ることはない。そのようななか、親しい友人のダヴィッドが闇取引の容疑での捜査中に不慮の事故で死去してしまう。友人の芸術家たちはすべてをかなぐり捨て、移民としてニューヨークへの亡命を決意する。それにより、故郷で持っていたもの全てを失うことになったとしても―。 ドヴラートフがジャーナリストとして働きながら文筆活動にいそしんだ日々から切り取られた6日間。それは「雪解け」と呼ばれ言論に自由の風が吹いたソ連の社会に、再び抑圧的な「凍てつき」の空気が満ち始めた時代。そんな都市の風景の中に、主人公ドヴラートフを始め、ブロツキーら若き芸術家や活動家のひたむきな生が描かれる。 ヘミングウェイなどのアメリカ文学の影響を受け、その飄々としたユーモア感覚によって、ロシア文学史においてユニークな存在となったドヴラートフ。仲間と共に苦難をやり過ごし、孤独に葛藤し、自分の人生を生き抜こうとした彼の姿は、私たちの現在と未来に強く訴えかけるものがある。(作品資料参照)

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製作:2018年 ロシア
監督:アレクセイ・ゲルマン・ジュニア
出演:ミラン・マリッチ ダニーラ・コズロフスキー スヴェトラーナ・ホドチェンコワ他
上映時間:126分