上映期間|7月5日(金)〜7月17日(水)
【INTRODUCTION】
2020年の日本で現実に起きた事件をモチーフに、『SRサイタマノラッパー』シリーズや『AI崩壊』の入江悠監督が映像化。19年のデビュー以来、数多の映画賞に輝き、TBS「不適切にもほどがある!」での熱演が話題となった最注目俳優・河合優実が、底辺から抜け出そうともがく主人公・杏を演じる。また、杏に更正の道を開こうとするベテラン刑事に佐藤二朗。2人を取材するジャーナリストに稲垣吾郎と、実力派が脇を固めた。さらに制作陣には、第75回カンヌ国際映画祭で「カメラドール特別表彰」を受賞した話題作『PLAN 75』(早川千絵監督)のスタッフたちが集結。本作は杏という女性を通し、この社会の歪みを容赦なく突きつける。同時に、単なる社会派ドラマの枠を超えて、生きようとする彼女の意志、その目がたしかに見た美しい瞬間も描き出す。そして静かに、観客に訴えかける。杏はたしかに、あなたの傍にいたのだと。
【STORY】
21歳の主人公・杏は、幼い頃から母親に暴力を振るわれ、十代半ばから売春を強いられて、過酷な人生を送ってきた。ある日、覚醒剤使用容疑で取り調べを受けた彼女は、多々羅という変わった刑事と出会う。
大人を信用したことのない杏だが、なんの見返りも求めず就職を支援し、ありのままを受け入れてくれる多々羅に、次第に心を開いていく。
週刊誌記者の桐野は、「多々羅が薬物更生者の自助グループを私物化し、参加者の女性に関係を強いている」というリークを得て、慎重に取材を進めていた。ちょうどその頃、新型コロナウイルスが出現。杏がやっと手にした居場所や人とのつながりは、あっという間に失われてしまう。行く手を閉ざされ、孤立して苦しむ杏。そんなある朝、身を寄せていたシェルターの隣人から思いがけない頼みごとをされる──。
作品情報 | 監督・脚本:入江悠 製作総指揮:木下直哉 企画:國實瑞惠 エグゼグティブプロデューサー:武部由実子 プロデューサー:谷川由希子 関友彦 座喜味香苗 音楽:安川午朗 音楽プロデューサー:津島玄一 撮影:浦田秀穂 照明:常谷良男 録音:藤丸和徳 編集:佐藤崇 音響効果:大河原将 美術:塩川節子 スタイリスト:田口慧 ヘアメイク:大宅理絵 金田順子 助監督:岡部哲也 キャスティングディレクター:杉野剛 制作担当:安達守 ラインプロデューサー:山田真史 製作:木下グループ 鈍牛倶楽部 制作プロダクション:コギトワークス 配給:キノフィルムズ © 2023『あんのこと』製作委員会 PG12 公式サイト:annokoto.jp 公式X:@annokoto_movie |
出演 | 河合優実 佐藤二朗 稲垣吾郎 河井青葉 広岡由里子 早見あかり |
公式サイト | https://annokoto.jp/ |