『CLOSE/クロース』(字幕)

上映期間|9月29日(金)〜10月10日(火)


【イントロダクション】
永遠を壊したのは、僕。

第75回カンヌ国際映画祭で「観客が最も泣いた映画」(BBC.com)と称されグランプリを受賞 し、第95回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされるなど各国の映画賞で47受賞104ノ ミネートを果たした『CLOSE/クロース』。色鮮やかな花畑や田園を舞台に、無垢な少年に起 こる残酷な悲劇と再生を描いた物語は、ヨーロッパ、アメリカ、アジアと世界各国で上映され、 海外の映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では94%フレッシュ(2022.5.31時点)と高い満 足度を記録。「感情を揺さぶるあまりの強さに打ちのめされた」(Screen)、「涙なしでは見 れない傑作」(Los Angeles Times)と多くの映画人や観客を魅了している。さらに、映画ファ ンから絶大な支持を得る気鋭の映画製作・配給スタジオ「A24」が北米配給権を獲得したことも 話題に。世界中を涙に染めた珠玉の一作がついに日本でベールを脱ぐ。

13歳のレオとレミは、24時間ともに過ごす大親友。中学校に入学した初日、親密すぎるあまり クラスメイトにからかわれたレオは、レミへの接し方に戸惑い、次第にそっけない態度をとって しまう。気まずい雰囲気のなか、二人は些細なことで大喧嘩に。そんなある日、心の距離を置い たままのレオに、レミとの突然の別れが訪れる。季節は移り変わるも、喪失感を抱え罪の意識に 苛まれるレオは、自分だけが知る“真実”を誰にも言えずにいた…。

監督を務めるのは、前作『Girl/ガール』で第71回カンヌ国際映画祭カメラドール(新人監督 賞)を受賞し、鮮烈なデビューを飾ったルーカス・ドン。長編2作目となる本作では、学校とい う社会の縮図に直面した10代前半に、自身が抱いた葛藤や不安な想いを綴る思春期への旅の始 まりを瑞々しく繊細に描いた。主人公・レオと幼馴染のレミを演じるのは、本作で俳優デビュー となるエデン・ダンブリンとグスタフ・ドゥ・ワエル。子供でもなく大人でもない10代特有の 揺れ動く心情を表現した二人には、世界中から賛辞が贈られている。

誰もが経験する「後悔」と「孤独」。その積み重ねが人を強くする。少年の記憶はいつかどこか で感じた“あの日の痛み”をよみがえらせる。これは大人になったあなたの軌跡を辿る物語。多く の観客にとって生涯忘れられない至極の感涙ドラマが誕生した。

【ストーリー】
花き農家の息子のレオと幼馴染のレミ。昼は花畑や田園を走り回り、夜は寄り添って寝そべる。 24時間365日ともに時間を過ごしてきた2人は親友以上で兄弟のような関係だった。13歳になる 2人は同じ中学校に入学する。入学初日、ぴったりとくっついて座る2人をみたクラスメイトは 「付き合ってるの?」と質問を投げかける。「親友だから当然だ」とむきになるレオ。その後も いじられるレオは、徐々にレミから距離を置くようになる。ある朝、レミを避けるように一人で 登校するレオ。毎日一緒に登下校をしていたにも関わらず、自分を置いて先に登校したことに傷 つくレミ。二人はその場で大喧嘩に。その後、レミを気にかけるレオだったが、仲直りすること ができず時間だけが過ぎていったある日、課外授業にレミの姿はなかった。心ここにあらずのレ オは、授業の終わりに衝撃的な事実を告げられる。それは、レミとの突然の別れだった。移ろい ゆく季節のなか、自責の念にかられるレオは、誰にも打ち明けられない想いを抱えていた…。

作品情報監督:ルーカス・ドン(『Girl/ガール』)
脚本:ルーカス・ドン、アンジェロ・タイセンス
2022年|ベルギー・オランダ・フランス|104分|ヨーロピアンビスタ|5.1ch|原題:Close|字幕翻訳:横井和子|G
配給:クロックワークス/STAR CHANNEL MOVIES
提供:クロックワークス 東北新社
© Menuet / Diaphana Films / Topkapi Films / Versus Production 2022
出演エデン・ダンブリン、グスタフ・ドゥ・ワエル、エミリー・ドゥケンヌ
公式サイトhttps://closemovie.jp/
『CLOSE/クロース』