上映期間|11月29日(金)〜12月4日(水)
【解説】
5年間の研修を終えたルイーズとソフィアは、念願の助産師として働き始めるが、その期待に反するように緊張感が大きくのしかかる。貧困、移民、死産・・・様々な事情を抱えて訪れる人々。オーバーワークとストレスに押しつぶされそうになりながらも、新しい命に出会う日々の喜びが助産師たちの結束を強めていくのだった――。
本作は、若い助産師たちが出産に立ち合い、突きつけられる現実に驚きながらも成長してゆく様を、ドキュメンタリーのようなリアルなタッチで描いた感動作だ。実際の出産シーンを織り交ぜながら、観客がその場に立ち会っているかのような臨場感で描きだす。
監督は『愛について、ある土曜日の面会室』(2009)がヴェネチア国際映画祭正式出品を始め、ルイ・デリュック賞等受賞のレア・フェネール。自身の家族の体験を基に、フランスのみならず、どこの国でも誰もが直面する普遍的なストーリーに、熱い共感の声が寄せられている。
【STORY】
あるフランスの産科病棟 ―
戦場のような日々のなか、助産師たちは悩み、喜び、
生まれくる命を見つめ続ける
新人助産師の初出勤 ―ようこそ、過酷を極める助産師の世界へ
あるフランスの産科病棟。念願の助産師の仕事に就いたソフィアとルイーズが初出勤すると、そこには想像を超える壮絶な仕事場が待っていた。常に何人もの担当を抱え走り回る助産師たち。ケアされるための十分な時間がないなか運ばれてくる緊急の産婦たち。患者の前で感傷的になるな、とルイーズがベテラン助産師ベネに厳しく叱責される一方、ソフィアは無事に出産を介助し周囲の信頼を勝ち得ていく。そんなある日、心拍数モニターの故障から、ソフィアが担当した産婦が緊急帝王切開となり、赤ん坊は命の危険にさらされる─。さらには産後行くあてのない移民母、未成年の出産、死産したカップル…生と死が隣り合わせの現場で、二人は一人前になれるのだろうか?
作品情報 | 監督:レア・フェネール 原題:Sages-femmes 英題:MIDWIVES 日本版字幕:松岡葉子 医学用語字幕翻訳協力:田辺けい子 宣伝デザイン:日用 宣伝広報:スリーピン 原田徹 Webデザイン:竹内健太郎 2023年/フランス/100分/カラー |
出演 | 出演:エロイーズ・ジャンジョー/ミリエム・アケディウ |
公式サイト | http://pan-dora.co.jp/josanshitachi/ |