カムイのうた【PG12】

上映期間|6月14日(金)〜6月26日(水) 


【INTRODUCTION】
私たちを知って下さる多くの方に読んでいただく事が出来ますならば、私は、私たちの同族先祖と共にほんとうに無限の喜び、無上の幸福に存じます。(知里幸恵『アイヌ神謡集』より)

全てに神が宿ると信じ、北海道の厳しくも豊かな自然と共存してきたアイヌ民族。
その生活も文化も和人が入って来た事で奪われてしまいました。
生活の糧であった狩猟・サケ漁が禁止され、住んでいた土地が奪われ、アイヌ語が禁止された差別と迫害の日々。

【STORY】

アイヌの心には、カムイ(神)が宿る――学業優秀なテルは女学校への進学を希望し、優秀な成績を残すのだが、アイヌというだけで結果は 不合格。その後、大正6年(1917 年)、アイヌとして初めて女子職業学校に入学したが土人と呼ばれ理不尽な差別といじめを受ける。ある日、東京か ら列車を乗り継ぎアイヌ語研究の第一人者である兼田教授がテルの伯母イヌイェマツを訊ねてやって来る。アイヌの叙事詩であるユーカラを聞きにき たのだ。伯母のユーカラに熱心に耳を傾ける教授が言った。「アイヌ民族であることを誇りに思ってください。あなた方は世界に類をみない唯一無二の 民族だ」 教授の言葉に強く心を打たれたテルは、やがて教授の強い勧めでユーカラを文字で残すことに没頭していく。そしてアイヌ語を日本語に翻 訳していく出来栄えの素晴らしさから、教授のいる東京で本格的に頑張ることに。同じアイヌの青年・一三四と伯母に見送られ東京へと向かうテルだ ったが、この時、再び北海道の地を踏むことが叶わない運命であることを知る由もなかった…。

作品情報監督・脚本 菅原浩志 プロデューサー:作間清子 主題歌:島田歌穂
製作:シネボイス 製作賛助:写真文化首都「写真の町」北海道東川町 配給:トリプルアップ Cシネボイス 上映時間:135 分 公式サイト:kamuinouta.jp
出演吉田美月喜、望月歩、島田歌穂、清水美砂、加藤雅也
公式サイトhttps://kamuinouta.jp/