三日月とネコ

上映期間|7月19日(金)〜7月24日(水) ※6日間限定


【INTRODUCTION】
三日月のように満ちていく途中の、
迷えるオトナ3人と愛おしいネコたちの物語 ―――。

「第1回anan猫マンガ大賞」大賞受賞作、ウオズミアミ「三日月とネコ」の実写映画化。
恋人でも家族でもない、境遇もバラバラな猫好き男女3人暮らし。

書店で働く40代お一人様女性の灯(あかり)、30代精神科医師の鹿乃子(かのこ)、20代のアパレルショップ勤務の仁(じん)は、みんなの愛猫のミカヅキと仲良く暮らしている。熊本でごく普通の人生を歩んできた灯にとって、人生で一番【普通ではない生活】をしているものの、その生活はとても楽しくて……。三日月の様に満ちていく途中の、迷えるオトナ3人と愛おしいネコの共同生活物語。

主演は、昨年芸歴40周年を迎え、さらに勢いにのる安達祐実、熊本県出身で映画やドラマ、舞台など幅広く活躍する倉科カナ、注目の若手俳優の渡邊圭祐が愛おしい3人を繊細に演じる。その他のキャストには小林聡美、山中崇、石川瑠華 など映画界でも高い評価を受ける面々が脇を固める。

脚本・監督は、近年では映画『市子』の脚本を担当するなど、注目の女性監督、上村奈帆が務める。本作が商業映画デビュー作となる。また、主題歌はHomecomingsが担当し、本作のために書き下ろされた楽曲「Moon Shaped」が作品を優しく包み込む。

【STORY】
欠けてるんじゃない。まだ満ちていく途中。

友達でも恋人でもない。

―あの夜、ネコが繋いだ“三日月”なオトナたち。

熊本地震をきっかけに知り合った同じマンションに住んでいた書店員の灯(44)、精神科医師・鹿乃子(34)、アパレルショップ店員勤務の男性・仁(29)は意気投合し、共同生活をすることに。年齢も職業も境遇も違う3人だけど、共通しているのはみんな猫が好きなこと。

そんな大人3人は、人生に不安を抱えながらも、愛猫のミカヅキと共に、お互いの苦手分野を補い、

助け合いながら穏やかに生活している。それは家事分担や病気の時だけではない。

残りの人生をより楽しく、心温まるものにしようと、夜にお菓子を食べながら一緒にドラマの続きをみて、ミカヅキと共にそのままリビングでザコ寝することや、新たに子猫2匹を迎えることを決めることも…。

これまで平凡に生きてきた灯は、人生で一番「普通ではない生活」をしている今の暮らしが一番好きだと感じている。「ふたりといる今が一番マトモ」だと告げる仁も、他人と暮らすことに抵抗があったものの、「今とても安定している」と思っている鹿乃子も、3人と猫との共同生活に、大いに癒され、心の拠り所となっているのだった。

しかし、世間の声は温かいものばかりではなく、悩みや葛藤はそれぞれに尽きることがない。 40代の灯は両親が自分に託した夢や希望を叶えられなかったことを悔やむこともあれば、これ以上の幸せはないと思ったり、気持ちが揺らぐこともある。それでも、小さな希望をいくつも胸に抱きながら、猫たちと共に素敵な三人暮らしをしようと前を向く大人たちの姿は、世間の常識やルールにとらわれ、苦しくて仕方がない大人の観客の心を優しく包み、人生はきっとまだまだ満ちる途中だと励まされるのです。

作品情報脚本・監督:上村奈帆 
原作:「三日月とネコ」ウオズミアミ(集英社マーガレットコミックス刊) 
音楽:小山絵里奈
主題歌:Homecomings「Moon Shaped」(PONY CANYON / IRORI Records)
 
 製作総指揮:岡本雄一郎 製作:岩本孝博 小林 修  高尾和明 
エグゼクティブプロデューサー:森谷 雄 
プロデューサー:森本友里恵
撮影:重田純輝 照明:水瀬貴寛 美術装飾:秦 悠羅 録音:飴田秀彦 整音:岩丸 恒 
音響効果:大河原将 スタイリスト:岩堀若菜 ヘアメイク:大宅理絵 編集:木谷 瑞 
フードコーディネーター:藤代太一 助監督:國領正行 制作担当:板井茂樹 
スチール:若本良仁 瀧本 顕
タイトル・ビジュアルデザイン:リボ真佑 ラインプロデューサー:江良 圭 
協力プロデューサー:宮下貴史 鈴木 剛 小林岳夫
製作:映画「三日月とネコ」製作委員会 企画:BOOKS BROTHERS 
製作プロダクション:アットムービー
配給:ギグリーボックス 宣伝:ギグリーボックス リブ

2024年/カラー/日本/上映時間112分
©2024映画「三日月とネコ」製作委員会 ©ウオズミアミ/集英社
出演安達祐実 倉科カナ 渡邊圭祐
山中 崇 石川瑠華
柾木玲弥 日高七海 小島藤子 川上麻衣子(特別出演)
小林聡美
公式サイトhttps://mikazuki-movie.com/