上映期間|11月15日(金)〜11月27日(水)
【INTRODUCTION】
探検界のレジェンド・関野吉晴が初監督!
うんこと死体が地球を救う?
価値観を覆す、鼻つまみ者たちを巡る
いのちの循環の旅へ――
「グレートジャーニー」で知られる探検家で医師でもある関野吉晴はアマゾン 奥地の狩猟採集民との暮らしを通して、自然とヒトとの関係について考え 続けてきた。そして、2015 年から『地球永住計画』というプロジェクトを 始める。この地球で私たちが生き続けていくためにはどうしたらいいかを 考える場だ。 関野はそこで3人の賢人に出会う。彼らの活動を通して、現代生活において 不潔なものとされるうんこ、無きモノにされがちな死体を見つめると、そこには無数の生き物たちが織りなす、世の中の常識を覆す「持続可能な 未来」のヒントが隠されていた。 初監督を務めた関野をプロデューサーとして支えるのは、『なぜ君は総理 大臣になれないのか』など近年注目のドキュメンタリー映画を制作するネ ツゲンの前田亜紀と大島新。これまで関野の出演作品を手がけた縁から タッグを組んだ。75 歳の探検家が 4 年をかけてあらたに挑んだ、いの ちの循環をたどる“旅”は果たしてどんな結末に̶̶。
監督:関野吉晴(せきの・よしはる) プロフィール
1949 年生まれ。探検家・医師・武蔵野美術大学名誉教授。 一橋大学在学中に探検部を創設し、1971 年にアマゾン川全域を下る。以降、南米への旅を重ね、狩 猟採集民と生活を共にする。現地で役に立つと考え、横浜市立大学で学び、医師免許を取得。1993 年南米最南端からアフリカの人類発祥の地まで 53,000 キロを動力を使わずに旅する「グレートジ ャーニー」を始め、8年3か月かけて踏破。1999 年植村直己冒険賞受賞。
2002 年武蔵野美術大学教授(文化人類学)就任。教壇に立つかたわら、足元を見つめようと生まれ 育った墨田区の皮なめし工場で見習い工として働く。2004 年日本列島にやってきた人々の足跡を辿 る新グレートジャーニーを始め、北方ルート、南方ルートを旅する。太古の人類が日本列島へ海を 渡って来た道のりを辿る海のルートでは、砂鉄で鉄器を作り、その鉄器で舟を作り、島影と星を頼 りにインドネシアから3年をかけて航海した。 自然から素材を集め、道具を一から作ることで様々な気づきがもたらされると考え、2014 年食材を 一から作るプロジェクトを学生と共に始める。大学の課外ゼミ「カレーライスを一から作る」では、 種をまき、ヒナを育て、器やスプーンまでを一から作った。2015 年より、この地球でヒトが生き続 けていくための対話の場「地球永住計画」を始める。2020 年「うんこと死体の復権」活動開始。 著書に『人類は何を失いつつあるのか』(山極壽一氏との共著/朝日文庫)など多数。 これまで出演者として映画化された作品に『プージェー』(2006/山田和也監督)、『縄文号とパクー ル号の航海』(2015/水本博之監督)、『カレーライスを一から作る』(2016/前田亜紀監督) などが ある。
作品情報 | (2024 年|日本|106 分) 監督:関野吉晴 プロデューサー:前田亜紀/大島新 撮影:松井孝行/船木光/前田亜紀 編集:斉藤淳一 製作:ネツゲン/クリエイト 21 配給:きろくびと |
出演 | 伊沢正名 高槻成紀 舘野 鴻 佐藤のぞみ 大小島真木 辻 陽介 出川洋介 小林邦夫 大出水幹男 宮崎 学 |
公式サイト | https://www.unkotoshitai.com/ |