『浦安魚市場のこと』

上映期間|7月21日(金)〜7月25日(火)
(平日)13:00~14:50/18:00~19:50,(土日祝)10:30~12:20/14:35~16:25


【イントロダクション】
“まち”のアイデンティティーが危機に瀕するときをカメラは見つめた――

魚屋の活きのよい掛け声。貝を剥き続ける年老いた女性。年末のお客たちとお店の賑わい。古くから漁 師町だった浦安には魚市場があった。工場汚染水の影響で漁業権を放棄し埋立地となった浦安にとっ て、魚市場が漁村だった町のシンボルでもある。そんな魚市場には、昼は町の魚屋、夜はロックバンド “漁港”のボーカルとして活動する森田釣竿がいた。時代の流れと共に変わっていく魚の流通と消費の 形。脈々とつながってきた暮らしを謳歌する浦安の人々。しかし、その瞬間は、緩やかに、そして突然 訪れる…….。

ある町の、ある市場をめぐるありのままの記憶と記録

監督は、映像作家の歌川達人。これまで主にカンボジアで短編中編のドキュメンタリー(『時と場の彫刻』 『カンボジアの染織物』)を制作し、本作が初の長編となる。撮影期間中、歌川は浦安魚市場近くへ移り住 み、緻密な撮影を重ねた。本プロジェクトでは、映画製作に限らず、写真集作成や魚市場内での映像インス タレーション展示など、多角的なアウトプットを行ってきた。カメラを持った 1 人のアーティストとして、 滅びゆく場や営みに対し何ができるのかを見つめた軌跡である。

作品情報監督・撮影・録音・編集・製作:歌川達人
編集:秦岳志 整音:山本タカアキ カラリスト:田巻源太(Interceptor) 音楽:POSA(すぎやまたくや&紫藤佑弥) 助監督:今井真 英語字幕:Don Brown&櫻井智子 海外セールス:植山英美(ARTicle Films) プロデューサー:長倉徳生 植山英美 歌川達人 制作:有限会社カサマフィルム ARTicle Films  製作:有限会社カサマフィルム

2022年 / 日本 / 98分 / 16:9 / 5.1ch / DCP /カラー
公式サイトhttps://urayasu-ichiba.com/