ソラネ 幸福の帽子をかぶって生まれてきた子

上映期間|9月19日(金)〜9月24日(水) 6日間限定

特別料金:1800円均一(招待券使用不可)

【イントロダクション】

宮岡秀行監督が2011年から2018年にかけ、日本のサウンドアートの先駆者である鈴木昭男と、アーティスト宮北裕美の活動を追い、5年のポストプロダクションを経て完成したドキュメンタリーフィルム。

出演|

鈴木昭男 Akio SUZUKI
1963年名古屋駅でおこなった《階段に物を投げる》以来、自然界を相手に「なげかけ」と「たどり」を繰り返す「自修イベント」により、「聴く」ことを探求。1970年代にはエコー音器《アナラポス》などの創作楽器で演奏活動を始める。1988年、子午線上の京都府京丹後市網野町にて、一日自然の音に耳を澄ます《日向ぼっこの空間》を遂行。1996年にベルリンにおけるゾナムビエンテ・フェスティバルで街のエコーポイントを探る「点 音」プロジェクトを開始。東京都現代美術館、ドクメンタ8(ドイツ)、大英博物館(イギリス)など、世界各地の美術展や音楽祭での展示や演奏多数。

宮北裕美 Hiromi MIYAKITA

アメリカ イリノイ大学芸術学部ダンス科卒業。舞台芸術の出演や振付を経て”立つ、歩く、座る”と言ったシンプルな動作、身の回りのモノや現象にダンスを見出し、即興パフォーマンスや視覚芸術の可能性を探る。

2012年、京都府北部の丹後半島に拠点を移し、浜で採集した自然の石を打つダンス「Nutu(ヌトゥ)」を創始、国内外で上演。近年は公共の場や自然環境などで様々なパフォーマンスを手がけるほか、ダンサーとして活動してきた固有の時間感覚や空間感覚を美術表現へと持ち込み、3331 アーツ千代田(東京)、Kunsthaus Dresden(ドイツ)、鳥取県立博物館(鳥取)などで発表している。

監督|宮岡秀行 Hideyuki MIYAOKA

1967年生まれ。映画作家、映画批評家、映画プロデューサー、著作家。妻は詩人の十田撓子。多摩芸術学園映画科を中退後、1996年に『セレブレートシネマ101』(織田要と共同監修/I mille occhi(トリエステ)出品)。1998年にはアレクサンドル・ソクーロフ監督作の助監督としてレンフィルムに滞在し、同年から映像セミナー「鷺ポイエーシス」を主催。2001年以降、多数の作品を制作し、『リュック・フェラーリ-ある抽象的リアリストの肖像』(2005)は劇場公開された。2011年より長編映画を数多く手掛け、近年では『光の種子』(2019)や『ソラネ 幸福の帽子をかぶって生まれてきた子』(2023)等。

作品情報楠井まりか(Offscreen voice)

鈴木昭男
宮北裕美

Samson Cheung Choi-sang
大城真
Fiona Lee Wing-shan
山崎昭典
Frank Tang Kai-yiu
木村玲奈

青嶋絢
清澤暁子 
Alice Wong

中川真
堤木象
川崎義博

中本道代(友情出演・Offscreen voice)

編集:熊谷和彦
整音:黒川博光
映像提供:畔柳堯史(ART CAMP TANGO 2017) soundpocket(香港) 鈴木昭男
台本・構成:宮岡秀行/十田撓子
監督・撮影・録音:宮岡秀行


第一部 56分、第二部 104分/カラー/2023年/製作 LE PETIT NOMADE
出演出演|鈴木 昭男、宮北 裕美
公式サイト