任意団体「豊劇の未来を考える会」(豊岡市元町/代表:田中 亜衣子)は、映画館「豊岡劇場」を運営する「一般社団法人 豊岡コミュニティシネマ」(代表理事:田中亜衣子、以下豊岡コミュニティシネマ)を2022年9月12日に設立いたしました。
設立の背景と目的
現在、但馬で唯一の映画館「豊岡劇場」は1927(昭和2)年に芝居小屋として開業し、戦時中は軍の医薬品倉庫として使われ、その後社交ダンスの場などへ変貌を遂げ、映画館となりました。上映のデジタル化のための新規投資ができず、それまで運営してきたオーナーが閉館を決め、85年の運営期間に幕を閉じました。その後、前運営会社石橋設計が携わる形で、2014年に一度復活しました。さまざまな試みを行い黒字化まであと一歩というところで2020年コロナの打撃を受け、閉館も視野に入れた「休館」となりました。そこで、事業継承に手を挙げたのが、当時パート従業員として働いていた田中亜衣子です。任意団体「豊劇の未来を考える会」を発足し、新たな地方の映画館の形を模索してまいりました。
この度、一般社団法人「豊岡コミュニティシネマ」を立ち上げ、「みんなでつくる、みんなの豊劇」をコンセプトに、地域の文化拠点の一つである映画館”豊岡劇場”を次の世代へ繋ぐため、ミニシアターをはじめとする映画文化の発信基地をみなさんと創っていきたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
団体概要
一般社団法人豊岡コミュニティシネマ
設立:2022年9月
代表理事:田中亜衣子
理事:西井進剛
理事:守本陽一
理事:竹中麻里(イシワタマリ)
監事:瓶内栄作